“謎の人”ハーリ・クィンと“人生の観察者”サタースウェイトが登場する短編集。
1930年4月にCollins社から刊行された。
米国版も同年Dodd, Mead社から刊行。
日本語初訳は1926年『探偵文藝』に「魔法の人(At the Bells and Motley)」が掲載されている(松本恵子訳)。
単行本としては1963年のハヤカワ・ポケット・ミステリでの『海から来た男』『翼の折れた鳥』の分冊刊行(石田英二訳)が初。
The Coming of Mr. Quin クィン氏登場
The Shadow on the Glass 窓ガラスに映る影
At the Bells and Motley 〈鈴と道化服〉亭奇聞
The Sign in the Sky 空のしるし
The Soul of the Croupier クルビエの真情
The Man from the Sea 海から来た男
The Voice in the Dark 闇の声
The Face of Helen ヘレンの顔
The Dead Harlequin 死んだ道化役者
The Bird with the Broken Wing 翼の折れた鳥
The World's End 世界の果て
Harlequin's Lane 道化師の小径
早川書房
海から来た男
石田英二訳 早川書房 ハヤカワ・ポケット・ミステリ(772) クイン氏登場1イギリスは片田舎の古い館。 その大広間では、大晦日のパーティがにぎやかさを増していた。 寒風がむせび泣きにも似た音を立てて吹きつけているその館のドアに、音高いノックが聞こえたのは、新しい年がまさに明けようとした時だった。 髪は黒く彫りの深い顔立ちをした大男が、のっそりと戸口に立っていた。 戸の上の色ガラスの作用で、男は虹の七色を着飾っているように見えた。 突然訪れたこの謎の人物は、主人に一晩の宿を求めた。 自動車が故障したといい、その顔には、ふっとさびしそうな笑顔が浮んだ。 ……だが、パーティの客達にとって、この謎の男が、十年前ここの館に起きた未解決のままの殺人事件を、見事に解き明かしてしまうとは夢にも思われなかった……。 この人物こそクィン氏その人である。 クィン氏の行くところ、怪事件、難事件はたちまち解決されていくのだ。 ミステリ界に君臨するアガサ・クリスティー女史が型破りの奇怪な探偵、クィン氏を主人公に快調の筆さばきを見せる珠玉短篇集! 解説:「型破りの奇怪な探偵」
「クィン氏登場」 「窓ガラスに映る影」 「道化荘奇聞」 「大空に現われた兆」 「ルーレット係の魂」 「海から来た男」
翼の折れた鳥
石田英二訳 早川書房 ハヤカワ・ポケット・ミステリ(773) クイン氏登場2人のロマンスや噂話が大好きなサタースウェイト氏は、その夜も、親友の一人娘マッジの婚約発表のパーティに駆けつけた。 が、招待客の顔ぶれを見て、彼はびっくりした。 死を呼ぶ魔女として人々から怖れられている女メーベルが、このおめでたい席にいるではないか! メーベルは水晶のような美しい眼をした美女であるが、彼女と付き合う者は、必らずといっていいほどピストル自殺や溺死などの不幸に見舞われているのだ。 サタースウェイト氏は急にマッジの身が心配になり出し、せっかくのパーティも楽しめなかったが…… 皮肉にもその予感は当ってしまった! その夜も遅く、二階の寝室のベッドに、今度は、メーベル自らが半裸の死体となって横たわっていたのだ! 神秘的で奇怪な探偵クィン氏に、奇妙な老人サタースウェイト氏を配して、殺人事件の謎を追っていく傑作『翼の折れた鳥』他五篇を収録。 ミステリの女王アガサ・クリスティー女史の冴えた筆になる傑作短篇集! 『海から来た男』に次いで送るクィン氏大活躍の異色短篇集!
「闇の声」 「ヘレンの顔」 「死んだ道化役者」 「翼の折れた鳥」 「世界の果て」 「道化師の小径」
謎のクィン氏
石田英士訳 早川書房 ハヤカワ・ミステリ文庫(HM1-39) クリスティー短編集(5) ISBN:9784150700393大晦日の夜、片田舎の古い館を謎めいた男が訪れた。彼を腰を落ち着けると、昔この館で起きた怪事件の秘密を見事に解き明かす……上記「クィン氏登場」他、神秘の探偵ハーリ・クィンの活躍を描く11篇を収録。幻想と推理を巧みに結合させた、女史の作品中ひときわ異彩を放つ珠玉短編集! 解説:「不思議な探偵クィン氏」
表紙:真鍋博
謎のクィン氏
嵯峨静江訳 早川書房 クリスティー文庫(53) ISBN:9784151300530窓にうつる幽霊の影が目撃したもの。事件当日にメイドが大空に見た不吉な兆候。カジノのルーレット係が見せた奇怪な振る舞い。一枚の絵が語る自殺の真相――事件の陰にドラマあり。神秘の探偵ハーリ・クィン氏と、人生の観察者サタースウェイト氏の名コンビ登場!幻想味あふれる珠玉の連作短篇12篇、新訳決定版。
解説:川出正樹「トリックスターが演出する、愛と救いに満ちた一夜の夢」
東京創元社
クィン氏の事件簿
一ノ瀬直二訳 東京創元社 創元推理文庫 ISBN:9784488105105推理小説の女王クリスティは幾多の名探偵を創造したが、なかでも本書のハーリ・クィン氏は、ポワロ、マープル、パーカー・パインと並ぶビッグ4である。一方にゴシップ好きな人生の傍観者サタースウェイト老人を配し、クィン氏の推理の全貌とその活躍ぶりを紹介する、クリスティ・ファンの逸すべからざる力作短編全12編を収録した。
- 1992年
表紙:ひらいたかこ
ハーリー・クィンの事件簿
山田順子訳 東京創元社 創元推理文庫 ISBN:9784488105471常に傍観者として、過剰なほどの興味をもって他者の人生を眺めて過ごしてきた小柄な老人、サタスウェイト。そんな彼がとある屋敷のパーティで不穏な気配を感じ取る。過去に起きた自殺事件、現在の主人夫婦の間に張り詰める見えざる緊張の糸。その夜屋敷にを訪れた不思議人物ハーリー・クィン氏にヒントをもらったサタスゥェイトは、鋭い観察眼でもつれた謎を解きはじめる。女王クリスティならでは深い人間描写が光る12編を収めた短編集。解説=鈴江松恋
「ミスター・クィン、登場」 「ガラスに映る影」 「鈴と道化服亭にて」 「空に描かれたしるし」 「クルピエの真情」 「海から来た男」 「闇のなかの声」 「ヘレネの顔」 「死せる道化師」 「翼の折れた鳥」 「世界の果て」 「ハーリクィンの小径」
装画:牛尾篤 装幀:柳川貴代+Fragment
収録短編
クィン氏登場 The Coming of Mr.Quin
UK:1924年、「The Passing of Mr. Quin」のタイトルでThe Grand Magazine (March 1924)に掲載。
US:「Mr. Quinn Passes By」のタイトルでMunsey's Magazine (March 1925)に掲載。
1931 「ハレイ・キン氏の登場」「新青年」第12巻第3号 新選探偵小説傑作集
1936 「ハレイ・キン氏の登場」『現代世界探偵小説傑作集』水谷準編、江戸川乱歩監修 春秋社
1963 「クィン氏登場」『海から来た男』石田英二訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
1971 「クイン氏登場」『クィン氏の事件簿』一ノ瀬直二訳 創元推理文庫
1977 「ハーリー・クィン登場」『クリスティー傑作集』各務三郎編、深町眞理子訳 番長書房
1978 「クイン氏登場」『謎のクィン氏(クリスティ短編集5)』石田英士訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
1979 「ハーリー・クィン登場」『クリスティーの6個の脳髄』各務三郎編、深町眞理子訳 講談社文庫
1986 「ハーリー=クィン登場」『アガサ=クリスティ 推理・探偵小説集(1)』各務三郎編、深町眞理子訳 偕成社文庫
2004 「クィン氏登場」『謎のクィン氏』嵯峨静江訳 早川書房(クリスティー文庫)
2020 「ミスター・クィン、登場」『ハーリー・クィンの事件簿』山田順子訳 創元推理文庫
ハーリ・クィン | 神秘の探偵 |
アプルトン | 毒殺された老人 |
アプルトン夫人 | アプルトン老人の妻 |
トム・イーヴシャム | 地方選出の議員。ロイストン館主人 |
ローラ・イーヴシャム | トム・イーヴシャム妻。旧姓キーン |
デリク・ケープル | イーヴシャム友人。自殺 |
リチャード・コンウェイ卿 | イーヴシャム友人。軍人 |
マージョリー・ディルク | デリク・ケープルGF |
ネッド | コンウェイ卿の猟犬 |
アレク・ポータル | エリナ・ポータルの夫 |
エリナ・ポータル | オーストラリア生まれの女 |
ローヴァー | デリク・ケープルの犬 |
サタースウェイト |
The Passing of Mr. Quinn
1928年 イギリス サイレント 未公開 |監督:ジュリアス・ヘイゲン 脚本:レスリー・S・ヒスコット
出演: スチュワート・ローム(クィン)、 トリルビー・クラーク(アプルビィ夫人)、 アーシュラ・ジーンズ(メイド)、 クリフォード・ヘザーリー(アプルビィ氏)、 メアリー・ブロフ(コック)、 ビビアン・バロン(デリク・ケープル)
窓ガラスに映る影 The Shadow of the Glass
UK:1924年、The Grand Magazine (October 1924)に掲載。
1963 「窓ガラスに映る影」『海から来た男』石田英二訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
1971 「窓にうつる影」『クィン氏の事件簿』一ノ瀬直二訳 創元推理文庫
1978 「窓ガラスに映る影」『謎のクィン氏(クリスティ短編集5)』石田英士訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
2004 「窓ガラスに映る影」『謎のクィン氏』嵯峨静江訳 早川書房(クリスティー文庫)
2020 「ガラスに映る影」『ハーリー・クィンの事件簿』山田順子訳 創元推理文庫
ハーリ・クィン | 神秘の探偵 |
ジミー・アレンソン | 大尉。グリーンウェイズ荘の客 |
ネッド・アンカートン | グリーンウェイズ荘主人 |
アンカートン夫人 | ネッド・アンカートン妻 |
イーヴシャム | 離婚した夫婦 |
ウィンクフィールド | 警部 |
エリオット | グリーンウェイズ荘旧主人 |
モイラ・スコット | リチャードの若妻。グリーンウェイズ荘客 |
リチャード・スコット | 狩猟家&探検家。グリーンウェイズ荘客 |
アイリス・スタヴァントン | 狩猟家の婦人。グリーンウェイズ荘客 |
スタンリー | 踊り子と駆け落ちした男 |
トムスン | グリーンウェイズ荘執事 |
シンシア・ドレージ | グリーンウェイズ荘客。サタースウェイト氏友人 |
ジョン・ポーター | 少佐。殊勲章保持者。グリーンウェイズ荘客 |
〈鈴と道化服〉亭奇聞 At the Bells and Motley
UK:1924年、「A Man of Magic」のタイトルでThe Grand Magazine (November 1925)に掲載。
US:1926年、Flynn's Weekly (17 July 1926)に掲載。
「The Disappearance of Captain Harwell」のタイトルもある。
1926 「魔法の人」中野圭介(松本恵子)訳 探偵文藝
1929 「魔法の人」『アクロイド殺し』松本恵子訳 平凡社(世界探偵小説全集)
1957 「ハウエル大尉の失踪」長沼弘毅訳『宝石』第12巻第4号(3月号 アガサ・クリスティ特集)
1963 「道化荘奇聞」『海から来た男』石田英二訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
1971 「鈴と道化服亭」『クィン氏の事件簿』一ノ瀬直二訳 創元推理文庫
1978 「道化荘奇聞」『謎のクィン氏(クリスティ短編集5)』石田英士訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
2004 「〈鈴と道化服〉亭奇聞」『謎のクィン氏』嵯峨静江訳 早川書房(クリスティー文庫)
2020 「鈴と道化服亭にて」『ハーリー・クィンの事件簿』山田順子訳 創元推理文庫
ハーリ・クィン | 神秘の探偵 |
スティーヴン・グラント | アシュリ荘馬丁。大尉 |
クロンディニス | 軽業師一家 |
ウィリアム(ビリー)・ジョーンズ | 道化荘主人 |
メァリー・ジョーンズ | ビリーの娘。グラント大尉恋人 |
シンクレア夫人 | ミス・ル・クートーの付添い女 |
リチャード・ハーウェル | アシュリ荘主人。大尉 |
ジョージ・フォスター | マージック荘主人。サタースウェイト氏友人 |
サイラス・B・ブラドバーン | アメリカの百万長者 |
ジョン・マシアス | アシュリ荘園丁 |
マシアス夫人 | アシュリ荘コック。園丁マシアスの妻 |
マスターズ | サタースウェイト氏運転手 |
エリナ・ル・クートー | カナダ人。ハーウェル大尉妻 |
レッカン卿 | ミス・ル・クートー崇拝者 |
空のしるし The Sign in the Sky
UK:1925年、「A Sign in the Sky」のタイトルでThe Grand Magazine (July 1925)に掲載。
1963 「大空に現われた兆」『海から来た男』石田英二訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
1971 「空に描かれたしるし」『クィン氏の事件簿』一ノ瀬直二訳 創元推理文庫
1978 「大空に現われた兆」『謎のクィン氏(クリスティ短編集5)』石田英士訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
2004 「空のしるし」『謎のクィン氏』嵯峨静江訳 早川書房(クリスティー文庫)
2020 「空に描かれたしるし」『ハーリー・クィンの事件簿』山田順子訳 創元推理文庫
ハーリ・クィン | 神秘の探偵 |
キャリー | ディアリング・ヒル荘メイド |
デール | ディアリング・ベールの医師 |
シルヴィア・デール | デール医師娘。マーティン・ワイルド恋人 |
デンマン | バーナビー卿秘書の知人。カナダ人 |
トムスン | バーナビー卿秘書 |
ジョージ・バーナビー卿 | ディアリング・ヒル館主人 |
ヴィヴィアン・バーナビー | バーナビー卿若妻 |
ルイーザ・バラード | ディアリング・ヒル荘メイド |
マーティン・ワイルド | ヴィヴィアン・バーナビー愛人 |
クルピエの真情 The Soul of the Croupier
UK:1927年、The Story-Teller (January 1927)に掲載。
US:1926年、Flynn's Weekly (13 November 1926)に掲載。
1963 「ルーレット係の魂」『海から来た男』石田英二訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
1971 「ある賭博係の心情」『クィン氏の事件簿』一ノ瀬直二訳 創元推理文庫
1978 「ルーレット係の魂」『謎のクィン氏(クリスティ短編集5)』石田英士訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
2004 「クルピエの真情」『謎のクィン氏』嵯峨静江訳 早川書房(クリスティー文庫)
2020 「クルピエの真情」『ハーリー・クィンの事件簿』山田順子訳 創元推理文庫
ハーリ・クィン | 神秘の探偵 |
ピエール・ヴォーシュ | カジノのルーレット係 |
ザーノヴァ | 伯爵夫人 |
エリザベス・マーティン | フランクリン・ラッジの友人 |
ミラベル | パリの人気女優 |
ラジンスキー | ハンガリーの旧家 |
フランクリン・ラッジ | アメリカ人観光客 |
海から来た男 The Man from the Sea
UK:1929年、Britannia and Eve (October 1929)に掲載。
1959 「海から来た男」妹尾韶夫訳『別冊宝石』第83号
1963 「海から来た男」『海から来た男』石田英二訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
1971 「海から来た男」『クィン氏の事件簿』一ノ瀬直二訳 創元推理文庫
1978 「海から来た男」『謎のクィン氏(クリスティ短編集5)』石田英士訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
1995 「海から来た男」『海から来た男(アガサ・クリスティー探偵名作集16)』各務三郎訳 岩崎書店
2004 「海から来た男」『謎のクィン氏』嵯峨静江訳 早川書房(クリスティー文庫)
2020 「海から来た男」『ハーリー・クィンの事件簿』山田順子訳 創元推理文庫
ハーリ・クィン | 神秘の探偵 |
オルガ | 若い歌手 |
ババ・キンダーズレー | 初老の女 |
アントニー・コズデン | 病魔に冒された男 |
ジョン | ラ・パズ荘主人の息子 |
マニュエル | 別荘ラ・パズの庭師 |
闇の声 The Voice in the Dark
UK:1927年、The Story-Teller (March 1927)に掲載。
US:1926年、Flynn's Weekly (4 December 1926)に掲載。
1963 「闇の声」『翼の折れた鳥』石田英二訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ(773)
1971 「闇からの声」『クィン氏の事件簿』一ノ瀬直二訳 創元推理文庫
1978 「闇の声」『謎のクィン氏(クリスティ短編集5)』石田英士訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
2004 「闇の声」『謎のクィン氏』嵯峨静江訳 早川書房(クリスティー文庫)
2020 「闇のなかの声」『ハーリー・クィンの事件簿』山田順子訳 創元推理文庫
ハーリ・クィン | 神秘の探偵 |
ローリー・ヴァヴァスア | マージャリー・ゲイルのいとこ |
カッソン夫人 | 霊媒 |
マーシア・キーン | マージャリー・ゲイル友人 |
アリス・クレイトン | アポッツ・ミード荘メイド |
チャーリー・ゲール | バーバラ・ストランリーの前夫。マージャリー父 |
マージャリー・ゲール | バーバラ・ストランリーの娘 |
バーバラ・ストランリー | アボッツ・ミード荘女主人。男爵夫人 |
ストランリー卿 | バーバラ・ストランリーの又従兄 |
ノエル・バートン | マージャリー・ゲイル婚約者。牧師補 |
ビアトリス・バロン | バーバラ・ストランリーの姉 |
ビンボー | バーバラ・ストランリーの恋人 |
ボタセッティ | イタリア人海水浴客 |
ルードルフ | バーバラ・ストランリーの以前の夫 |
ヘレンの顔 The Face of Helen
UK:1927年、The Story-Teller (April 1927)に掲載。
US:1927年、Detective Story Magazine (6 August 1927)に掲載。
1963 「ヘレンの顔」『翼の折れた鳥』石田英二訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ(773)
1971 「ヘレンの美貌」『クィン氏の事件簿』一ノ瀬直二訳 創元推理文庫
1977 「ヘレンの顔」『クリスティー傑作集』各務三郎編、深町眞理子訳 番長書房
1978 「ヘレンの顔」『謎のクィン氏(クリスティ短編集5)』石田英士訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
1979 「ヘレンの顔」『クリスティーの6個の脳髄』各務三郎編、深町眞理子訳 講談社文庫
1986 「ヘレンの顔」『アガサ=クリスティ 推理・探偵小説集(1)』各務三郎編、深町眞理子訳 偕成社文庫
2004 「ヘレンの顔」『謎のクィン氏』嵯峨静江訳 早川書房(クリスティー文庫)
2020 「ヘレネの顔」『ハーリー・クィンの事件簿』山田順子訳 創元推理文庫
ハーリ・クィン | 神秘の探偵 |
フィリップ(フィル)・イーストニー | 科学者。ジリアン・ウェスト崇拝者 |
ジリアン・ウェスト | 美女 |
チャーリー・バーンズ | 船会社社員。ジリアン・ウェスト婚約者 |
マスターズ | サタースウェイト氏運転手 |
ヨアシュビム | 新進テノール歌手 |
死んだ道化役者 The Dead Harlequin
UK:1929年、The Grand Magazine (March 1929)に掲載。
US:1929年、Detective Fiction Weekly (22 June 1929)に掲載。
1963 「死んだ道化役者」『翼の折れた鳥』石田英二訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ(773)
1971 「死せる道化役者」『クィン氏の事件簿』一ノ瀬直二訳 創元推理文庫
1978 「死んだ道化役者」『謎のクィン氏(クリスティ短編集5)』石田英士訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
1995 「死せる道化師」『海から来た男(アガサ・クリスティー探偵名作集16)』各務三郎訳 岩崎書店
2004 「死んだ道化役者」『謎のクィン氏』嵯峨静江訳 早川書房(クリスティー文庫)
2020 「死せる道化師」『ハーリー・クィンの事件簿』山田順子訳 創元推理文庫
ハーリ・クィン | 神秘の探偵 |
ミス・オストランダ | チャーンリー荘の客 |
アスペイジア・グレン | 女優 |
コッブ | ハーチェスター画廊主人 |
アルジー・ダーシー | チャーンリー荘の客 |
アリックス・チャーンリー | チャーンリー卿妻 |
ディッキー・チャーンリー | チャーンリー家当主。イートン在学中 |
ヒューゴー・チャーンリー | レジー・チャーンリー卿縁者 |
レジー・チャーンリー卿 | チャーンリー荘主人 |
モニカ・フォード | メリアムの保母 |
フランク・ブリストー | 新進画家 |
メリアム | チャーンリー卿夫人の知人 |
モンクトン | 大佐。サタースウェイト氏友人 |
翼の折れた鳥 The Bird with the Broken Wing
1963 「翼の折れた鳥」『翼の折れた鳥』石田英二訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ(773)
1971 「翼の折れた小鳥」『クィン氏の事件簿』一ノ瀬直二訳 創元推理文庫
1978 「翼の折れた鳥」『謎のクィン氏(クリスティ短編集5)』石田英士訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
2004 「翼の折れた鳥」『謎のクィン氏』嵯峨静江訳 早川書房(クリスティー文庫)
2020 「翼の折れた鳥」『ハーリー・クィンの事件簿』山田順子訳 創元推理文庫
ハーリ・クィン | 神秘の探偵 |
ジェラード・アンズリー | レーデル屋敷の客。メイベルの夫 |
メイベル・アンズリー | レーデル屋敷の客 |
ウィンクフィールド | 警部 |
デーヴィッド・キーリー | レーデル屋敷の主。マッジ・キーリーの父 |
マッジ・キーリー | サタースウェイト氏友人 |
クライズリー | 不運な一家 |
ロジャー・グレアム | レーデル屋敷の客。マッジ・キーリー婚約者 |
グレアム夫人 | レーデル屋敷の客。ロジャーの母 |
ドリス・コールズ | レーデル屋敷の客 |
モリス | 医師 |
世界の果て The World's End
UK:1927年、「World's End」のタイトルでThe Story-Teller (February 1927)に掲載。
US:1926年、Flynn's Weekly (20 November 1926)に掲載。
1963 「世界の果て」『翼の折れた鳥』石田英二訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ(773)
1971 「世界の果て」『クィン氏の事件簿』一ノ瀬直二訳 創元推理文庫
1978 「世界の果て」『謎のクィン氏(クリスティ短編集5)』石田英士訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
2004 「世界の果て」『謎のクィン氏』嵯峨静江訳 早川書房(クリスティー文庫)
2020 「世界の果て」『ハーリー・クィンの事件簿』山田順子訳 創元推理文庫
ハーリ・クィン | 神秘の探偵 |
ヴァイズ | 演劇プロデューサー |
ネイオーマイ・カールトン・スミス | 新進画家 |
アレック・ジェラード | 脚本家 |
ヘンリー・ジャッド | ロジーナ・ナンの夫 |
トムリンスン | 引退したインド判事 |
ロジーナ・ナン | 女優 |
マニュエル | カンヌのホテルの亭主 |
レディ・リース | 公爵夫人 |
道化師の小径 Harlequin's Lane
UK:1927年、The Story-Teller (May 1927)に掲載。
US:1927年、Flynn's Weekly (27 August 1927)に掲載。
1963 「道化師の小径」『翼の折れた鳥』石田英二訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ(773)
1971 「ハーリクィンの小道」『クィン氏の事件簿』一ノ瀬直二訳 創元推理文庫
1978 「道化師の小径」『謎のクィン氏(クリスティ短編集5)』石田英士訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
2004 「道化師の小径」『謎のクィン氏』嵯峨静江訳 早川書房(クリスティー文庫)
2020 「ハーリクィンの小径」『ハーリー・クィンの事件簿』山田順子訳 創元推理文庫
ハーリ・クィン | 神秘の探偵 |
クロード・ウィッカム | 芸術好きの青年 |
サージァス・イヴァノヴィッチ・オラノフ | ロシアの大公 |
カルサノーヴァ | ロシアのバレリーナ |
モリー・スタンウェル | サタースウェイト氏知人 |
ジョン・デンマン | アシュミード荘主人 |
アンナ・ミハイロヴナ・デンマン | ジョンの妻 |
マンリー | メルトン・ヒース住人 |
ローシャイマー夫人 | メルトン・ヒース住人。ローシャイマー卿夫人 |
レオポルド・ローシャイマー卿 | メルトン・ヒース住人 |