“ミス・マープル”シリーズ2作目となる短編集。
1932年6月にCollins社から刊行された。
米国版は1933年「The Tuesday Club Murders」のタイトルでDodd, Mead社から刊行。
日本語初訳は1959年の『火曜クラブ』(中村妙子訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ)。
The Tuesday Night Club 火曜クラブ
The Idol House of Astarte アスタルテの祠
Ingots of Gold 金塊事件
The Bloodstained Pavement 舗道の血痕
Motive versus Opportunity 動機対機会
The Thumb Mark of St. Peter 聖ペテロの指のあと
The Blue Geranium 青いゼラニウム
The Companion 二人の老嬢
The Four Suspects 四人の容疑者
A Christmas Tragedy クリスマスの悲劇
The Herb of Death 毒草
The Affair at the Bungalow バンガロー事件
Death by Drowning 溺死
早川書房
火曜クラブ:ミス・マープルと13の事件
中村妙子訳 早川書房 ハヤカワ・ポケット・ミステリ(498)ある心地よい秋の宵、ミス・マープルの家に集った客は、ふとした思いつきから、順番にそれぞれの知っている怪事件を話し、その解決を推理するという、変った趣好の会をはじめた。 会員の顔ぶれはもと警視総監をはじめ、若き作家に閨秀画家、博学な老牧師に弁護士、その家の女主人ミス・マープルを加えて六人、会の名も『火曜クラブ』ときめて発足したが、さてどんな話が飛び出すか…… エルキュール・ポアロと並んでクリスティーの作品に活躍する詮索好きな老嬢ミス・マープルを主人公とした十三篇の短篇小説オムニバス。
解説:「ミス・マープル初登場の記念的作品」
火曜クラブ
中村妙子訳 早川書房 ハヤカワ・ミステリ文庫(HM1-41) クリスティー短編集(6) ISBN:9784150700416甥のレイモンドを筆頭に、前警視総監や画家などさまざまな職業の人々がミス・マープルの家に集まっていた。一人の客の提案で各自が真相を知っている昔の迷宮入り事件を語り、その解決を推理しあうという「火曜クラブ」が出来上がった。最初の語り手は前警視総監。しかし、えび料理の中毒事件は難問で誰も当たらなかった。その時、ミス・マープルから意外な言葉が……ミス・マープルの魅力の精髄13篇を収録する連作短篇集。
解説:中村妙子「クリスティーとミス・マープル」
表紙:真鍋博
火曜クラブ
中村妙子訳 早川書房 クリスティー文庫(54) ISBN:9784151300547甥のレイモンドを筆頭に、前警視総監や画家などさまざまな職業の人々がミス・マープルの家に集っていた。一人の提案で各自が真相を知っている昔の事件を語り、その解決を推理しあうという〈火曜クラブ〉ができたが……静かな目立たない田舎の老婦人ミス・マープルが初めて驚異の推理力を披露した短篇13篇を収録。
解説:芳野昌之「クリスティーとミス・マープル」「ミス・マープルの径」
火曜クラブ
矢沢聖子訳 早川書房 ハヤカワ・ジュニア・ブックス ISBN:9784152102492作家に画家、警視総監……職業も年齢も様々な男女6人が推理合戦を楽しむ集まり「火曜クラブ」。ミス・マープルは、メンバーの中でも一番地味なふつうのおばあさん。でも推理力は誰にも負けない! 13作品を収録した短篇集。
「火曜クラブ」 「アシュタルテ女神の家」 「消えた金塊」 「石畳の血のあと」 「動機と機会」 「聖ペテロの指のあと」 「青いゼラニウム」 「コンパニオン」 「四人の容疑者」 「クリスマスの悲劇」 「死のハーブ」 「バンガロー事件」 「溺死」
東京創元社
ミス・マープルと13の謎
高見沢潤子訳 東京創元社 創元推理文庫 ISBN:9784488105129ある秋の宵、ミス・マープルの家に集まった客たちは、それぞれ怪事件の話をして、その解決を推理することとなった。エルキュール・ポワロと並ぶクリスティ女史の名探偵ミス・マープルの面目躍如たるオムニバス短編集。「火曜ナイトクラブ」「アスターテの祠」「血に染まった敷石」「動機対機会」ほか全13編を収録。
解説:中島河太郎
- 1980年
- 1995年
表紙:ひらいたかこ
ミス・マープルと13の謎
深町眞理子訳 東京創元社 創元推理文庫(新訳版) ISBN:9784488105464「未解決の謎か」ある夜、ミス・マープルの家に集った客が口にした言葉をきっかけにして、〈火曜の夜〉クラブが結成された。毎週火曜日の夜、ひとりが知ってい謎を提示し、ほかの五人が推理を披露するのだ。いまなお世界中で愛されている名探偵ミス・マープルが初登場した作品集、新訳でリニューアル! 凶器なき不可解な殺人「アシュタルテの祠(ほこら)」など粒ぞろいの13編を収録。 解説=大矢博子
「〈火曜の夜〉クラブ」 「アシュタルテの祠(ほこら)」 「消えた金塊」 「舗道の血痕」 「動機対機会」 「聖ペテロの指の跡」 「青いゼラニウム」 「コンパニオンの女」 「四人の容疑者」 「クリスマスの悲劇」 「死のハーブ」 「バンガローの事件」 「水死した娘」
表紙:吉實恵 装幀:柳川貴代+Fragment
収録短編
火曜クラブ The Tuesday Night Club
UK:1927年、The Royal Magazine (December 1927)に掲載。
US:1928年、「The Solving Six」のタイトルでDetective Story Magazine (2 June 1928)に掲載。
夫妻と妻のコンパニオンの三人が夕食後、苦しみだした。一見食中毒のようであったが、妻の死体から砒素が発見された。
1956 「火曜日夜の集い」阿部主計訳『宝石』第11巻第1号(新年特大号)
1959 「火曜クラブ」『火曜クラブ』中村妙子訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
1960 「火曜ナイトクラブ」『ミス・マープルと十三の謎』高見沢潤子訳 創元推理文庫
1960 「火曜の夜のつどい」『クリスティ短編集1』井上宗次,石田英二訳 新潮文庫
1974 「火曜クラブ」『名探偵マープルおばさん(世界の名探偵物語9)』各務三郎訳 岩崎書店
1978 「火曜クラブ」『火曜クラブ(クリスティ短編集6)』中村妙子訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
1985 「火曜クラブ」『名探偵マープルおばさん(名探偵・なぞをとく9)』各務三郎訳 岩崎書店
1989 「火曜クラブ」『名探偵マープルおばさん』各務三郎訳 岩崎書店 (※少年少女向け)
1989 「火曜ナイトクラブ」中村妙子訳『探偵小説十戒(幻の探偵小説コレクション)』ロナルド・ノックス編 晶文社
1994 「火曜クラブ」『火曜クラブ(アガサ・クリスティー探偵名作集13)』各務三郎訳 岩崎書店
2007 「火曜ナイトクラブ」高見沢潤子訳『あさのあつこが選ぶミステリー集(中学生のためのショート・ストーリーズ1)』あさのあつこ選 学研
2019 「〈火曜の夜〉クラブ」『ミス・マープルと13の謎』深町眞理子訳 創元推理文庫
ミス・マープル | 探偵好きの老婦人 |
ミリー・クラーク | ジョーンズ夫人のコンパニオン |
アルバート・ジョーンズ | 薬品会社のセールスマン |
ジョーンズ夫人 | アルバートの妻 |
ハーグリーブス夫妻 | ミス・マープル知人 |
グラディス・リンチ | ジョーンズ家のお手伝い |
レイモンド・ウェスト | |
ジョイス・ランプリエール | |
サー・クリザリング | |
ペンダー博士 | |
ペザリック氏 | |
カラザーズ | ミス・マープル知人 |
アスタルテの祠 The Idol House of Astarte
UK:1928年、The Royal Magazine (January 1928)に掲載。
US:1928年、「The Solving Six and the Evil Hour」のタイトルでDetective Story Magazine (9 June)に掲載。
バーデンは不吉な家と恐れられていたダートムアの田舎屋敷を買った。だが、招待した従兄が早速殺されてしまった。
1956 「月神の廟」阿部主計訳『宝石』第11巻第3号(2月号)
1959 「アシタルテの祠」『火曜クラブ』中村妙子訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
1960 「アスターテの祠」『ミス・マープルと十三の謎』高見沢潤子訳 創元推理文庫
1960 「アスタルテの神殿」『クリスティ短編集1』井上宗次/石田英二 新潮文庫
1978 「アシタルテの祠」『火曜クラブ(クリスティ短編集6)』中村妙子訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
1994 「アスタルテの祠」『火曜クラブ(アガサ・クリスティー探偵名作集13)』各務三郎訳 岩崎書店
2019 「アシュタルテの祠(ほこら)」『ミス・マープルと13の謎』深町眞理子訳 創元推理文庫
ミス・マープル | 探偵好きの老婦人 |
ダイアナ・アシュレー | 沈黙の森荘の客 |
カーズレイク | ミス・マープル知人 |
ジョニー・カーズレイク | ミス・マープル知人。少年 |
サイモンズ | 沈黙の森荘の客。医師 |
スミザーズ | ミス・マープル知人 |
バーデン | ミス・マープル知人 |
エリオット・ヘイドン | リチャードのいとこ |
リチャード・ヘイドン | ペンダー博士の友人 |
ヴァイオレット・マナリング | レディ・マナリングの娘 |
レディ・マナリング | 沈黙の森荘の客 |
ロジャーズ大尉 | 沈黙の森荘の客 |
ロジャーズ夫人 | 沈黙の森荘の客 |
レイモンド・ウェスト | |
ジョイス・ランプリエール | |
サー・クリザリング | |
ペンダー博士 | |
ペザリック氏 | |
カラザーズ | ミス・マープル知人 |
レディー・シャープレー | ミス・マープル知人 |
ジャック・ベインズ | ミス・マープル知人 |
金塊事件 Ingots of Gold
UK:1928年、The Royal Magazine (February 1928)に掲載。
US:1928年、「The Solving Six and the Golden Grave」のタイトルでDetective Story Magazine (16 June 1928)に掲載。
レイモンドは、コーンウォールの海岸に沈没しているスペイン船に金塊があるという聞き、すぐに現地に向かったが…
1956 「金塊物語」阿部主計訳『宝石』第11巻第11号(8月号)
1959 「金塊事件」『火曜クラブ』中村妙子訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
1960 「金塊」『ミス・マープルと十三の謎』高見沢潤子訳 創元推理文庫
1960 「金塊事件」『クリスティ短編集1』井上宗次,石田英二訳 新潮文庫
1974 「なぞの金塊事件」『名探偵マープルおばさん(世界の名探偵物語9)』各務三郎訳 岩崎書店
1978 「金塊事件」『火曜クラブ(クリスティ短編集6)』中村妙子訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
1985 「なぞの金塊事件」『名探偵マープルおばさん(名探偵・なぞをとく9)』各務三郎訳 岩崎書店
1989 「なぞの金塊事件」『名探偵マープルおばさん』各務三郎訳 岩崎書店
2019 「消えた金塊」『ミス・マープルと13の謎』深町眞理子訳 創元推理文庫
ミス・マープル | 探偵好きの老婦人 |
レイモンド・ウェスト | ミス・マープル甥。小説家&詩人 |
ケルヴィン | 三錨亭の主人 |
ジョン・ニューマン | ポル・ハウスに住むレイモンドの知人 |
バッジウォース | 警部 |
ビル・ヒギンス | ニューマンの下で働く潜水夫 |
ジョイス・ランプリエール | |
サー・クリザリング | |
ペンダー博士 | |
ペザリック氏 | |
カラザーズ | ミス・マープル知人 |
エリザベス | ニューマンの通いのお手伝い |
金塊事件
2004年 NHK 「名探偵ポワロとマープル」監督:高橋ナオヒト 脚本:富田祐弘
声優: 八千草薫(ミス・マープル)、 加藤雅也(レイモンド・ウェスト)、 ささきいさお(ニューマン)、 折笠富美子(メイベル)、 城雅子(オリバー)、 玄田哲章(ケルビン)、 桐井大介(ヒギンズ)、 佐藤晴男(バッジウォーズ)、 桐井大介(庭師)、 小野大輔(警官)、 池田千草(メイド)、 恒松あゆみ(ウェイトレス)
舗道の血痕 The Bloodstained Pavement
UK:1928年、The Royal Magazine (March 1928)に掲載。
US:1928年、「Drip! Drip!」のタイトルでDetective Story Magazine (23 June 1928)に掲載。
コーンウォールを舞台にした事件。ジョイスが絵を描いていると、白い敷石に血のしたたりが見えるではないか!
1956 「血に染んだ歩道」阿部主計訳『宝石』第11巻第14号(10月号)
1959 「鋪道の血痕」『火曜クラブ』中村妙子訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
1960 「血に染まった敷石」『ミス・マープルと十三の謎』高見沢潤子訳 創元推理文庫
1960 「舗道の血痕」『クリスティ短編集1』井上宗次,石田英二訳 新潮文庫
1974 「みえない血痕」『名探偵マープルおばさん(世界の名探偵物語9)』各務三郎訳 岩崎書店
1978 「舗道の血痕」『火曜クラブ(クリスティ短編集6)』中村妙子訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
1979 「舗道の血痕」深町眞理子訳『安楽椅子探偵傑作選』各務三郎編 講談社文庫
1985 「みえない血痕」『名探偵マープルおばさん(名探偵・なぞをとく9)』各務三郎訳 岩崎書店
1989 「みえない血痕」『名探偵マープルおばさん』各務三郎訳 岩崎書店
1994 「血にそまった敷石」『火曜クラブ(アガサ・クリスティー探偵名作集13)』各務三郎訳 岩崎書店
2019 「舗道の血痕」『ミス・マープルと13の謎』深町眞理子訳 創元推理文庫
ミス・マープル | 探偵好きの老婦人 |
ジョイス・ランプリエール | 女流画家 |
キャロル・ハーディング | ポルハウイズ・アームズ館の滞在客 |
グリーン夫人 | ミス・マープル知人 |
デイヴィス | 海水浴客 |
ジョーン・デイヴィス | デイヴィスの妻 |
デニス・デイカー | ポルハウイズ・アームズ館の滞在客 |
マージャリー・デイカー | デニス・デイカーの妻 |
レイモンド・ウェスト | |
サー・クリザリング | |
ペンダー博士 | |
ペザリック氏 |
動機対機会 Motive versus Opportunity
UK:1928年、The Royal Magazine (April 1928)に掲載。
US:1928年、「Where's the Catch?」のタイトルでDetective Story Magazine (30 June 1928)に掲載。
大切な遺言状を預かってから二ヶ月後、依頼人が死亡した。ところがペザリックが金庫から取り出した遺言状は白紙だった。
1956 「動機か機会か」阿部主計訳『宝石』第11巻第16号(12月号)
1959 「動機対機会」『火曜クラブ』中村妙子訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
1960 「動機対機会」『ミス・マープルと十三の謎』高見沢潤子訳 創元推理文庫
1960 「動機対機会」『クリスティ短編集1』井上宗次,石田英二訳 新潮文庫
1974 「白紙の遺言状」『名探偵マープルおばさん(世界の名探偵物語9)』各務三郎訳 岩崎書店
1978 「動機対機会」『火曜クラブ(クリスティ短編集6)』中村妙子訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
1985 「白紙の遺言状」『名探偵マープルおばさん(名探偵・なぞをとく9)』各務三郎訳 岩崎書店
1989 「白紙の遺言状」『名探偵マープルおばさん』各務三郎訳 岩崎書店
2019 「動機対機会」『ミス・マープルと13の謎』深町眞理子訳 創元推理文庫
ミス・マープル | 探偵好きの老婦人 |
ペザリック | 弁護士 |
グレイス・ガロット | サイモン・クロードの姪 |
フィリップ・ガロット | 科学者。グレイスの夫 |
サイモン・クロード | 財産家。ペザリックの依頼人 |
クリストベル(クリス)・クロード | サイモンの孫 |
ジョージ・クロード | サイモンの甥 |
メアリ・クロード | サイモンの姪 |
エマ・ゴーント | クロード家女中 |
トミー・シモンズ | ミス・マープル知人の子供 |
スキナー | 対バーナビの訴訟事件の相手 |
アブサロム・スプラッグ | スプラッグ夫人の夫 |
ユーリディス・スプラッグ | アメリカ人の霊媒師 |
ダーストン | トミー・シモンズの学校の先生 |
バーナビ | 対スキナーの訴訟事件の相手 |
ルーシー | クロード家コック |
ロングマン | 教授。有名な科学者 |
レイモンド・ウェスト | |
ジョイス・ランプリエール | |
サー・クリザリング | |
ペンダー博士 |
動機と機会
2005年 NHK 「名探偵ポワロとマープル」監督:高橋ナオヒト 脚本:富田祐弘
声優: 八千草薫(ミス・マープル)、 唐沢寿明(レザリック)、 山本晋也(サイモン・クロード)、 折笠富美子(メイベル)、 城雅子(オリバー)、 寺田はるひ(グレイス)、 江口由起(メアリ)、 太田哲治(ジョージ)、 小野大輔(フィリップ)、 松来未祐(クリス)、 小山茉美(ユーリディス)、 桐井大介(スプラッグ)、 神田理江(ルーシー)、 平山ゆかり(エドナ)
聖ペテロの指のあと The Thumb Mark of St.Peter
UK:1928年、The Royal Magazine (May 1928)に掲載。
US:1928年、Detective Story Magazine (7 July 1928)に掲載。
マープルの姪に夫殺しの噂がたった。彼女は姪のこの容疑を晴らそうと決心し、姪の家族を調査するのだった。
1957 「聖ピータの拇指紋」阿部主計訳『宝石』第12巻第4号(3月号 アガサ・クリスティ特集)
1959 「聖ペテロの指のあと」『火曜クラブ』中村妙子訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
1960 「聖ペテロの指の跡」『ミス・マープルと十三の謎』高見沢潤子訳 創元推理文庫
1978 「聖ペテロの指のあと」『火曜クラブ(クリスティ短編集6)』中村妙子訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
1994 「聖ペテロの指のあと」『火曜クラブ(アガサ・クリスティー探偵名作集13)』各務三郎訳 岩崎書店
2019 「聖ペテロの指の跡」『ミス・マープルと13の謎』深町眞理子訳 創元推理文庫
ミス・マープル | 探偵好きの老婦人 |
アニー | ミス・マープルの使用人 |
ギャラガー一家 | メイべル・デンマンの友人一家 |
クララ | ミス・マープルの女中 |
シムズ夫人 | ミス・マープル知人 |
ジョーンズ夫人 | ミス・マープル知人 |
ジョフリー・デンマン | メイべルの夫 |
メイベル・デンマン | ミス・マープルの姪。マートル・デイン荘在 |
デンマン老人 | メイベルの義父 |
ドロシー | デンマン家のお手伝い |
ブルースター | デンマン老人の付添い看護婦 |
ローリンソン | デンマン家のかかりつけ医師 |
レイモンド・ウェスト | |
ジョイス・ランプリエール | |
サー・クリザリング | |
ペンダー博士 | |
ペザリック氏 | |
ヘイ | ミス・マープル知人 |
青いゼラニウム The Blue Geranium
UK:1929年、The Story-Teller Magazine (December 1929)に掲載。
US:1930年、Pictorical Review (February 1930)に掲載。
大佐の友人の妻は、心霊術師に満月の夜に注意しなさい、と予言された。そしてまさにその夜、彼女に死が訪れたのだった。
1958 「青いゼラニゥム」阿部主計訳『別冊宝石』第11巻第3号(世界探偵小説全集 ディクスン・カー&11人集)
1959 「青いゼラニウム」『火曜クラブ』中村妙子訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
1960 「青いジェラニウム」『ミス・マープルと十三の謎』高見沢潤子訳 創元推理文庫
1977 「青いゼラニウム」『クリスティー傑作集』各務三郎編、深町眞理子訳 番長書房
1978 「青いゼラニウム」『火曜クラブ(クリスティ短編集6)』中村妙子訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
1979 「青いゼラニウム」『クリスティーの6個の脳髄』各務三郎編、深町眞理子訳 講談社文庫
1986 「青いゼラニウム」『アガサ=クリスティ 推理・探偵小説集(2)』各務三郎編、深町眞理子訳 偕成社文庫
1991 「青いゼラニューム」『クリスマスの悲劇(アガサ・クリスティー探偵名作集5)』各務三郎訳 岩崎書店
1997 「青いゼラニウム」『ミス・マープル(世界の名探偵コレクション8)』雨沢泰訳 集英社文庫
1997 「青いゼラニウム」『青いゼラニウム(ミステリー劇場9)』中尾明訳 フレーベル館
2019 「青いゼラニウム」『ミス・マープルと13の謎』深町眞理子訳 創元推理文庫
ミス・マープル | 探偵好きの老婦人 |
ジーン・インストウ | ジョージ・プリチャードの友人 |
カーステア | プリチャード夫人の前看護婦 |
コプリング | プリチャード夫人の付添い看護婦 |
ザリーダ | 透視家 |
ジョージ・プリチャード | バントリー夫妻の友人 |
メアリ・プリチャード | ジョージの妻 |
レイモンド・ウェスト | |
サー・クリザリング | |
バントリー夫人 | |
バントリー大佐 | |
ロイド医師 | |
ジェーン・ヘリア |
青いゼラニウム
2004年 NHK 「名探偵ポワロとマープル」監督:高橋ナオヒト 脚本:十川誠志
声優: 八千草薫(ミス・マープル)、 折笠富美子(メイベル)、 城雅子(オリバー)、 浪川大輔(ハースト巡査)、 土井美加(メアリ)、 田中秀幸(ジョージ)、 玉川紗己子(コプリング)、 平松晶子(ジーン)、 小野大輔(ラドキン医師)、 佐々木瑶子(メイドA)、 田村知幸(メイドB)
青いゼラニウム The Blue Geranium
2010年 英ITV 「アガサ・クリスティー ミス・マープル」Agatha Christie's MARPLE Series 5 |監督:デイヴ・ムーア 脚本:スチュワート・ハーコート
出演: ジュリア・マッケンジー(ミス・ジェーン・マープル)、 シャロン・スモール(メアリー・プリチャード)、 トビー・スティーブンス(ジョージ・プリチャード)、 クローディー・ブレイクリー(フィリッパ・プリチャード)、 ジョアンナ・ペイジ(ヘスター)、 クレア・ラッシュブルック(キャロライン)、 イアン・イースト、 ケヴィン・R・マクナリー(サマーセット警部)、 ディッキー・ベッツ、 デレック・ハッチンソン、 ドナルド・シンデン(サー・ヘンリー・クリザリング)、 ジェイソン・デュール、 デヴィッド・コールダー(ダーモット)、 ポール・リス(ルイス・プリチャード)、 パトリック・バラディ(ジョナサン・フレイン)、 キャロライン・キャッツ(ヘイゼル)、 ヒュー・ロス
二人の老嬢 The Companion
UK:1930年、「The Resurrection of Amy Durrant」のタイトルでThe Story-Teller Magazine (February 1930)に掲載。
US:1930年、「Companions」のタイトルでPictorical Review (March 1930)に掲載。
金持ちの中年女性とそのお相手役の二人がグランド・カナリー島に遊びに来ていた。ある日、お相手役の女性が溺死したが…
1958 「相伴婦」阿部主計訳『別冊宝石』第11巻第5号(世界探偵小説全集 エリック・アンブラー&11人集)
1959 「二人の老嬢」『火曜クラブ』中村妙子訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
1960 「お相手役」『ミス・マープルと十三の謎』高見沢潤子訳 創元推理文庫
1978 「二人の老嬢」『火曜クラブ(クリスティ短編集6)』中村妙子訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
1994 「コンパニオン」『教会で死んだ男(アガサ・クリスティー探偵名作集14)』各務三郎訳 岩崎書店
1997 「話し相手」『ミス・マープル(世界の名探偵コレクション8)』雨沢泰訳 集英社文庫
1997 「ふたり連れ」『死のハーブ(アガサ・クリスティ推理コレクション4)』茅野美ど里訳 偕成社文庫
2019 「コンパニオンの女」『ミス・マープルと13の謎』深町眞理子訳 創元推理文庫
ミス・マープル | 探偵好きの老婦人 |
ヴァレンタイン | ボンド・ストリートの美容師 |
エイミ・デュラント | メアリ・バートンのコンパニオン |
オードリ・デンマン | 女優 |
トラウト | ミス・マープル知人 |
メアリ・バートン | リトル・パドックスに住む老女 |
イズレイル・ピーターズ | ミス・マープル知人 |
サー・クリザリング | |
バントリー夫人 | |
バントリー大佐 | |
ロイド医師 | |
ジェーン・ヘリア |
四人の容疑者 The Four Suspects
UK:1930年、The Story-Teller Magazine (April 1930)に掲載。
US:1930年、Pictorical Review (April 1930)に掲載。
ローゼン博士はある秘密結社を壊滅状態に追い込んだが、残党の一人に殺された。犯人は四人の中の一人なのは確実だが…
1959 「四人の容疑者」阿部主計訳『別冊宝石』第83号
1959 「四人の容疑者」『火曜クラブ』中村妙子訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
1960 「四人の容疑者」『ミス・マープルと十三の謎』高見沢潤子訳 創元推理文庫
1978 「四人の容疑者」『火曜クラブ(クリスティ短編集 6)』中村妙子訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
1997 「四人の容疑者」『ミス・マープル(世界の名探偵コレクション 8)』雨沢泰訳 集英社文庫
2019 「四人の容疑者」『ミス・マープルと13の謎』深町眞理子訳 創元推理文庫
ミス・マープル | 探偵好きの老婦人 |
アーサー夫人 | トレント家の女中 |
エマ・グリーン | ゲルトルートの知人 |
エドガー・ジャクソン | 謎の手紙の名前 |
ゲルトルート・シュワルツ | ローゼン博士の家政婦 |
ジョージーナ | 謎の手紙の名前 |
ヘルムート・スパート | 謎の手紙の名前 |
チャールズ・テンプルトン | ローゼン博士の秘書 |
ドブズ | キングズ・ナートンの園丁 |
トレント | ミス・マープル知人 |
アモス・ペリー | 謎の手紙の名 |
アニー・ポールトニー | ミス・マープル知人 |
ミス・ラム | アニー・ポールトニーの勤め先主人 |
ローゼン | ドイツ人の博士 |
グレタ・ローゼン | ローゼン博士の姪 |
サー・クリザリング | |
バントリー夫人 | |
バントリー大佐 | |
ロイド医師 | |
ジェーン・ヘリア |
クリスマスの悲劇 The Christmas Tragedy
UK:1930年、「The Hat and the Alibi」のタイトルでThe Story-Teller Magazine (January 1930)に掲載。
リュウマチの治療のために、マープルは水治療院に滞在するが、ここで人妻が殺された事件に遭遇した。
1959 「クリスマスの悲劇」桂英二訳『別冊宝石』第83号
1959 「クリスマスの悲劇」『火曜クラブ』中村妙子訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
1960 「クリスマスの悲劇」『ミス・マープルと十三の謎』高見沢潤子訳 創元推理文庫
1961 「クリスマスの悲劇」『クリスティ短編集2』井上宗次,石田英二訳 新潮文庫
1978 「クリスマスの悲劇」『火曜クラブ(クリスティ短編集6)』中村妙子訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
1978 「クリスマスの悲劇」中村妙子訳『クリスマスの悲劇(クリスマス・ストーリー集2)』長島良三編 角川書店(角川文庫)
1979 「クリスマスの悲劇」中村妙子訳『サンタクロースの贈物(クリスマス・ミステリー傑作選)』田村隆一編 河出書房新社
1991 「クリスマスの悲劇」『クリスマスの悲劇(アガサ・クリスティー探偵名作集5)』各務三郎訳 岩崎書店
2019 「クリスマスの悲劇」『ミス・マープルと13の謎』深町眞理子訳 創元推理文庫
2021 「クリスマスの悲劇」中村妙子訳『サンタクロースの贈物(クリスマス×ミステリーアンソロジー)』新保博久編 河出文庫
ミス・マープル | 探偵好きの老婦人 |
エセル | ミス・マープルの昔のお手伝い |
アシュトン卿 | エセルの次の勤め先主人 |
ジャック・サンダーズ | ケストン鉱泉水療院の患者 |
グラディス・サンダーズ | 同上。サンダースの妻 |
スペンダー | サンダーズの友人 |
ヒッチコック | サンダーズの友人 |
モーティマー夫妻 | サンダーズ夫人の友人 |
カーペンター夫人 | ケストン鉱泉水療院の患者 |
コールズ | ケストン鉱泉水療院の医師 |
ジョージ | ケストン鉱泉水療院のポーター |
エミリ・トロロプ | ケストン鉱泉水療院の患者 |
メアリ | ケストン鉱泉水療院の女中 |
ウォルター・ホーンズ | グリーン・マン館の経営者 |
リトルウォス | 謎の電話の主 |
アニー・ウェブ | ミス・マープル知人 |
エドワーズ | ミス・マープル知人 |
ハリー | ミス・マープル知人 |
ブルイット夫人 | ミス・マープル知人 |
サー・クリザリング | |
バントリー夫人 | |
バントリー大佐 | |
ロイド医師 | |
ジェーン・ヘリア |
毒草 The Herb of Death
UK:1930年、The Story-Teller Magazine (March 1930)に掲載。
アンブローズ卿の家で出された料理に、誤ってジギタリスの葉が混入されていた。このため女の子が死亡してしまった。
1959 「毒草」『火曜クラブ』中村妙子訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
1960 「死の草」『ミス・マープルと十三の謎』高見沢潤子訳 創元推理文庫
1978 「毒草」『火曜クラブ(クリスティ短編集 6)』中村妙子訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
1994 「死の香草」『教会で死んだ男(アガサ・クリスティー探偵名作集 14)』各務三郎訳 岩崎書店
1997 「死のハーブ」『死のハーブ(アガサ・クリスティ推理コレクション4)』茅野美ど里訳 偕成社文庫
2019 「死のハーブ」『ミス・マープルと13の謎』深町眞理子訳 創元推理文庫
ミス・マープル | 探偵好きの老婦人 |
アダレイド・カーペンター | シルヴィア・キーンのコンパニオン |
カール | 古文書愛好家 |
シルヴィア・キーン | サー・アンブローズの被後見人 |
トーミー夫人 | ミス・マープル知人 |
サー・アンブローズ・バーシー | バントリー夫妻の知人 |
マーティン・バーシー | サー・アンブローズの息子 |
バッジャー | ミス・マープル知人 |
マッカーサー夫人 | ミス・マープル知人 |
ジェリー・ロリマー | アンブローズ家の隣人。シルヴィア・キーンの婚約者 |
モード・ワイ | シルヴィア・キーンの友人 |
サー・クリザリング | |
バントリー夫人 | |
バントリー大佐 | |
ロイド医師 | |
ジェーン・ヘリア |
バンガロー事件 The Affair at the Bungalow
UK:1930年、The Story-Teller Magazine (May 1930)に掲載。
ジェーンが地方巡業していた時、不思議な事件に巻き込まれた。彼女から手紙をもらったという青年が現われたが…
1959 「バンガロー事件」『火曜クラブ』中村妙子訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
1960 「バンガロー事件」『ミス・マープルと十三の謎』高見沢潤子訳 創元推理文庫
1978 「バンガロー事件」『火曜クラブ(クリスティ短編集 6)』中村妙子訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
2019 「バンガローの事件」『ミス・マープルと13の謎』深町眞理子訳 創元推理文庫
ミス・マープル | 探偵好きの老婦人 |
ジェーン・ヘリア | 人気女優 |
クロード・アヴァベリ | ジェーン・ヘリアの最初の夫 |
メアリ・カー | 女優。リースン・クロードの妻 |
ネッタ・グリーン | ジェーン・ヘリアの臨時代役 |
サー・ハーマン・コーエン | ロンドンの金持ち |
サー・ジョセフ・サーモン | ロンドンの金持ち |
レスリー・フォークナー | 戯曲作家のたまご |
ペブマーシュ | ミス・マープル知人 |
ヘルマン | 女優 |
クロード・リースン | 俳優 |
サー・クリザリング | |
バントリー夫人 | |
バントリー大佐 | |
ロイド医師 |
溺死 Death by Drowning
UK:1931年、Nash's Pall Mall Magazine (November 1931)に掲載。
ブルーボア館のエモットの娘が溺死体で発見されたが、ヘイドック医師の検死の結果突き落とされたことが判明した。
1959 「ある溺死」『火曜クラブ』中村妙子訳 ハヤカワ・ポケット・ミステリ
1960 「溺死」『ミス・マープルと十三の謎』高見沢潤子訳 創元推理文庫
1961 「溺死」『クリスティ短編集2』井上宗次,石田英二訳 新潮文庫
1978 「ある溺死」『火曜クラブ(クリスティ短編集6)』中村妙子訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
1991 「溺死」『クリスマスの悲劇(アガサ・クリスティー探偵名作集5)』各務三郎訳 岩崎書店
1997 「溺死」『ミス・マープル(世界の名探偵コレクション8)』雨沢泰訳 集英社文庫
2019 「水死した娘」『ミス・マープルと13の謎』深町眞理子訳 創元推理文庫
ミス・マープル | 探偵好きの老婦人 |
トム・エモット | ブルー・ボア館の主人 |
ローズ・エモット | トム・エモットの娘 |
ジョー・エリス | 大工 |
レックス・サンフォード | 建築家 |
ジャイルズ | セント・メアリ・ミード住人 |
ドレウィット | セント・メアリ・ミードの警部 |
バートレット夫人 | ジョー・エリスの下宿先夫人 |
ピーズグッド | セント・メアリ・ミードの野菜の引き売り |
フィッティット | セント・メアリ・ミードの肉屋 |
ヘンリー・フィッティット | フィッティットの飼い犬 |
ジミー・ブラウン | 目撃者の少年 |
ヘイドック | セント・メアリ・ミードの警察医(&ミス・マープル主治医) |
メルチェット | 大佐。ラドフォードシャ州警察本部長 |
サー・クリザリング | |
バントリー夫人 | |
バントリー大佐 |
その他
黒後家蜘蛛の会 1
アイザック・アシモフ 池央耿訳 東京創元社 創元推理文庫 ISBN:9784488167097“黒後家蜘蛛の会”の会員―― 弁護士、暗号専門家、作家、化学者、画家、数学者の六人、それに給仕一名は、月一回“ミラノ・レストラン”で晩餐会を開いていた。 食後の話題には毎回不思議な謎が提出され、会員が素人探偵ぶりを発揮する。 ところが最後に真相を言い当てるのは、常に給仕のヘンリーだった! SF界の巨匠が著した、安楽椅子探偵の歴史に燦然と輝く連作推理短編集。
- 黒後家蜘蛛の会 2
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